TKP48の勉強部屋

通信業界で営業実績No.1に輝いた私の勉強資料

「ドコモ光」解約金変更

NTTドコモは6月9日、7月1日から「ドコモ光」の定期契約プランの解約金を変更し、新たな定期契約プランとして提供すると発表しました。

     

新プランの解約金(税込)は、戸建プランの場合が5,000円(税込5,500円)、マンションプランの場合が3,800(税込4,180円)、従量(ドコモ光 ミニ)プランの場合が2,700円(税込2970円)となり、旧プランと比較して減額されています。

なお、2年定期契約の更新のたびに期間、用途限定の「dポイント」を3000ポイント進呈する「ドコモ光更新ありがとうポイント」は対象外となります。

     

新プランの提供開始に伴い、現在提供している定期契約プランの新規受付を6月30日で終了しますが、旧プランの契約者は今後も継続して利用可能です。その場合、ドコモ光更新ありがとうポイントも対象となります。

     

また、旧プランの契約者が更新月以外に新プランへと変更する場合、引越しによる住居タイプやプロバイダータイプの変更などを除き、旧プランの解約金が発生するので注意が必要です。

     

 

Wi-Fi6最後に

注意事項

ルーターだけが「Wi-Fi6」に対応していても意味がありません。接続する端末もWi-Fi6に対応している必要があります。

なお、Wi-Fi6対応ルーターに買い替えた場合、Wi-Fi4、5にしか対応していない機器が接続できないかというとそんなことはありません。Wi-Fiは下位互換性がありますのでご安心ください。

見落としがちなONU(回線終端装置)そのものの性能やルーターと接続するLANケーブルも注意が必要です。この部分の伝送性能が1Gbps以下しかない場合はここがボトルネックになります。LANケーブルは10Gbps対応を選びつつONUの性能は契約する光回線サービスを確認しましょう。現在はLANケーブルやONUの性能が1Gbpsという場合が多いのが実情です。とはいえ実効速度の向上が見込めるWi-Fi6なので必ずしも全てを10Gbps対応の環境にする必要はないかと思います。

更にWi-Fi6対応ルーターは現状高額なものが多いです。光回線サービスによってはレンタルで提供される場合がありますが、購入すると3~4万円するものもあります。エントリーもでるで1万円前後というものもありますが、安いかというとそれなりの出費になりますよね。

高速光回線サービスの契約、LANケーブル、Wi-Fi6対応ルーター、対応接続端末Wi-Fi6を活かす環境を整えるにはお金がかかるんですね。

Wi-Fiの定義

無線LAN」のLANとは

無線LAN」のLANとはLocal Area Networkのことです。おうちの中のONUから先のネットワークのことを指します。もし自宅のインターネットに繋がる機器が物理的なLANケーブルで繋がれていれば、配線がごちゃごちゃしていると思います。でも線で色んな機器が繋がっているので「ネットワーク」という感じがすると思います。このように宅内(ローカル)の範囲のネットワークをLANと言います。

このローカルなネットワークをLANケーブルではなく無線にしてしまうと無線LANというわけです。そして、無線LANの通信規格が世界共通規格である「IEEE802.11」となります。ただこれでは名前も長くわかりにくいため「IEEE802.11」規格を利用した無線LANにおける通信を「WI-Fi」と呼んでいます。

Wi-Fi」はWi-Fi Allianceという業界団体の登録商標となっています。ちなみに、LANからみて外の部分、光回線から以降のネットワークは「WAN」と呼びます。ローカルのLANに対して広範囲なネットワークのことを指してこう呼ばれています。

     

Wi-Fi」という言葉

規格       最大通信速度
IEEE802.11a   54Mbps
IEEE802.11b   11Mbps
IEEE802.11g   54Mbps
IEEE802.11n   600Mbps
IEEE802.11ac   6.9Gbps
IEEE802.11ax   9.6Gbps

 

Wi-Fiも規格によってずいぶんと最大通信速度に差があることが分かります。1Gbpsを超える通信速度に対応しているのは11acと11axの2規格のみです。このためこの規格に対応したWi-Fiルーターを利用しなければいくら光回線の速度が1Gbps以上であったとしてもWi-Fiの通信速度がボトルネックになってしまいます。

アルファベットのa、b、g、n、ac、axが規格バージョンの違いを表しています。アルファベットが順番に並んでいくのかと思いきや突然飛んだり、2文字になって分かりにくいと思います。

     

Wi-Fi規格新名称

こうした分かりにくさを解決するために2018年新たな名称が制定されました。「Wi-Fi4、5、6」といいこれは単純に4番目、5番目、6番目の規格という意味で携帯の4G、5Gのように世代を表すナンバリングとなっています。ちなみに11a、11b、11gの3つの規格に新しい名称はありません。Wi-Fi1、2、3でもいいような気もしますがそもそも古い規格であまり使われなくなってきたので今更名称を変更する必要がなかったからと思われます。

このWI-Fi4、5、6という新名称ですが、まだ完全に広まっているというわけではありません。最近製造された機器にはこちらの名称が使われていますが少し前までに製造された機器には記載がありません。ただ名称が変わっただけなのでIEEE802.11n、ac、axと読み替えてもらってOKです。

     

 

Wi-Fi知識~導入編~

光回線サービスの高速化

現在、光回線サービスの最大通信速度1Gbpsは今では当たり前(フレッツ光をはじめとしたコラボ光等)で、これを超える最大通信速度2Gbps、5Gbps、10Gbps、さらには20Gbpsのサービスも登場しています。(NURO光や電力系光など)

           

      

こういった光回線サービスを利用する場合、Wi-Fiルーターを設置してスマートフォンやパソコンなどを全て無線で接続されている方が多いのではないでしょうか。

            公衆Wi-Fiを見つけた人のイラスト(アジア人)

有線のLANケーブルで接続した方が安定しますが、配線がない方がおうちの中はスッキリします。

 

光回線サービスはおうちの外から引き込まれる光ファイバーから宅内にある「ONU」と呼ばれる回線終端装置までですのでその先にある宅内部分、宅内に構築するWi-Fi環境について解説していきます。光回線の部分が高速化しても宅内Wi-Fiの通信速度が遅ければせっかく契約した高速の光回線サービスの通信速度を活かすことができません。

 

Wi-Fiにも違いがある

光回線の速度が速くても利用しているWi-Fi規格が古いと通信速度が遅くなることもあります。

 

そもそもWi-Fiとは

スマホのデータ消費がされない通信でしょ?』

この理解も間違っているわけではありませんが、データ消費がされないのはWI-Fiのおかげではなく、その先にある光回線などによるものでWI-Fiそのものは携帯会社のデータ消費に関係ありません。

 

Wi-Fiとは世界共通規格であるIEEE802.11規格を利用した無線LAN通信のことです。